2003年12月06日

『ラスト・サムライ』

いよいよ正月映画のシーズンが始まって、今日は前評判の高い『ラスト・サムライ』と『ファインディング・ニモ』が公開です。

それにしても『ラスト・サムライ』、評判いいですね。先日スポーツ紙で「渡辺謙、アカデミー賞も」と大きくでてましたが、これはまんざらでもなさそうです。

私も二週間前に、先々行公開されていたので観てきました。なかなか感想がまとまらずに今日まで来てしまいましたが、以下簡単な感想です。

2003年11月24日

『NARC ナーク』

cover今回の3連休は、これまでに観ようと思いつつ逃してきた作品にスポットを当てようと思い、まず最初に観た映画が『NARC ナーク』です。この作品、ご存知でしょうか?今年の春に劇場公開され私も観に行こうと思っていたのですが、あまりにも地味で(宣伝もあまりされなかったのではないでしょうか)私も後回しにしているうちに公開が終わってしまいました。

監督がジョー・カーナハン(長編2作目)、主演がジェイソン・パトリックにレイ・リオッタと、かなり渋いキャスティングで、ストーリーも『フレンチ・コネクション』や『セルピコ』のようなテイストの骨太な刑事ドラマらしく、個人的には今更感のあるジャンルだったのですが、作品自体の風評はすこぶる良くて、それなら見ておかないと損かな、と。

一言を感想をいうと「面白かった」です。映画開始早々、手持ちカメラでの画面グラグラの追走劇から始まって、テクニックに走った作品だったらいやだなぁと、いきなりマイナスな印象を持ってしまったのですが(ところどころで、個人的には必要性を感じない小手先な撮影シーンがあったような)、中盤あたりでの登場人物達の葛藤の演出や、終盤での盛り上げ方は大変上手くて、私もぐいぐいストーリーに引き込まれました。これは監督の力量が素晴らしいのか、俳優の熱演の賜物か、地味な話なのに(だからこそ?)良く出来た作品に仕上がっていると思いました。

決して大作ではないし、一般の映画ファンが興味を持つような映画でもないかもしれませんが、たまにはこういう映画を観てみて、意外なところに眠っている佳作を見つける楽しみに酔いしれるのもいいのではないでしょうか(笑)

作品評価:★4 ※採点基準はこちら

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2003年11月18日

『24』 vol.1

毎週ファミ通で連載されている伊集院光のコラム、面白いのでいつも欠かさずに読んでいるのですが、今週号ではアメリカのTVシリーズで話題騒然の『24』が取り上げられていました。

この『24』というTVシリーズ、ある1日(24時間)の出来事を、一話を1時間ごとに分割して「ほぼリアルタイムに」全24話でストーリーをすすめるという、かなり画期的なことをやっていて、一度見始めたら続きが気になってやめられなくなる、と伊集院氏は語っていました(氏は丸一日で全話を見たそうです)。

まぁ、『24』が面白いらしいという話は、かなり前から聞いていて、機会があったら見てみようとは思っていたのですが、まだレンタルでも全巻リリースされていないので、正月休みにまとめて見るのもいいかなぁと思っていました。が、先週職場にDVDの第一巻が置いてあったのでついつい借りてしまい、そこで上記伊集院光のコラムも目にしてしまったこともあり、封印をといてしまったのですが、これが噂通り、続きが気になってたまらない(笑)
しかもタイミングがいいことに、DVDボックスの1セット目が今日職場に届き、あたかも俺に「すぐに見ておけよ」と訴えかけているかのごとくで。こうなったら、途切れ途切れになることを覚悟の上、少しずつ見ていくしかない!というわけで今日はDVDの第二巻(AM4:00~)を借りてきてしまいました。とはいっても、さすがに平日にみてしまうと、朝完全に起きることができなくなるので、とりあえず週末まで我慢かな。。

投稿者 shaw : 01:37 | トラックバック

2003年11月13日

『マトリックス レボリューションズ』

公開されて、はや一週間経ちました。もう観た、という方も多いのではないでしょうか?
私も先週末に劇場に足を運んで観てきましたが、あれはどうなんでしょうかねー。

はじめから作品の出来にはあまり期待していなかったので、そんなに落胆したと言うわけでもないんですが、やっぱり一抹の寂しさを感じました。仕事でマトリックスに関わっていなければ、多分観てなかっただろうなぁ。。

ザイオン対センチネルズのどんぱちは、個人的には意外と楽しめたのですが、他のシーン(予告でもさんざんながれてたラストのタイマン勝負とか)はほとんど心に響くことがなかったです。いろいろと消化不良で終わってしまった感じが強くて。ウォシャウスキー監督はあえてそういう終わらせ方をしたのでは、という意見もありますが、これだけひっぱいておいてこの切れの悪さはどうなんだろう、と思うところで。

作品評価:★3 ※採点基準はこちら

今日、職場でのミーティングで、マトリックス識者のいろいろな見解を聞きながら、「あのシーンはこういう意味があったのか!」という発見も多かったのですが、それも『リローデッド』の鑑賞後に感じたほどでもなかったかなぁ。この件(『レボリューションズ』のFAQ)は、近々 matrix の BLOG で掲載されると思うので、消化不良で悶々とされている方はそちらを参考にしてみてください。WEBにアップされたらここでも告知しますね。

投稿者 shaw : 01:05 | トラックバック

2003年11月03日

『アラバマ物語』と理想の父親像

cover『アラバマ物語』を鑑賞しました。とても良い映画でした。

作品評価:★5 ※採点基準はこちら

先日(といってもかなり経ちますが)、「映画史に残るヒーロー&悪役100人」というのが全米映画協会から発表され、ヒーロー部門で堂々一位に輝いたのがこの作品の父親役アティカス・フィンチ(グレゴリー・ペック)でしたが、作品を実際に観てみると選ばれた理由がよくわかります。身近なヒーロー「父親」として、あまりに完璧な存在なんですよね、この映画のグレゴリー・ペック。完璧すぎて、理想像としてしか見ることが出来ないですが。しかし、この理想の父親と、その子供が成長する瞬間(ラストでの娘の一言が総てを集約してます)は、とても観る価値があると思います。

毎日毎日暗いニュースばかり流れますが、そういう時にこそ多くの人にこういう作品を観てもらいたい、とか偉そうな事を思ったり。

2003年11月02日

『ブラッド・ワーク』

二週間ほど前に職場に新しくバイトとして入ってきたFさんは、熱烈なイーストウッドファンで、イースドウッド作品について語りだすとどこまでも話し続けるような方なのですが、『ミスティック・リバー』が楽しみですねーという話をしていたら『ブラッド・ワーク』も面白いよと勧められて、そんな経緯もあって早速鑑賞してみました(はー、ながい前フリ)。

まぁ、実は昨年に劇場で公開されたときも面白そうだな、と思っていて、劇場に観にいく気満々だったんですが、宣伝がとても地味だったこともありいまいち乗り気じゃなくなってしまったんですよね。本国アメリカでも全然ヒットしなかったようですし。ただ、今日観てみると面白いんですよ、これが。ミステリーとかサスペンスが好きな人だったら観て損はしないと思います。

例によってストーリーを簡単に紹介。
ある連続殺人事件を追いかけつづけているFBIのプロファイリング捜査官(イーストウッド、70歳を過ぎたじいさんのやる役ではないかと←ファンに面と向かってはいえない)が、あと一歩のところまで犯人を追い詰めたところで、持病の心臓病で倒れてしまい、その犯人を逃がしてしまう。その後臓器手術をうけて回復したところで、別の殺人事件が発生、その被害者は心臓を提供してくれたドナーだったことが判明し、被害者の姉が「元」FBI捜査官に調査を依頼する。。という感じですね。

正直言うと、ストーリーに目新しさは感じられないですが、とても堅実に、そして丁寧に、さらにいうなら男気あふれるいかにもイーストウッド監督作らしい映画で、安心して楽しめました。すごく地味なのも仕方のない気がしますが、もう少しヒットしても良さそうに感じました。そうですね、クリストファー・ノーラン版『インソムニア』が面白かった人には特にお薦めかと思います。

作品評価:★4 ※採点基準はこちら

投稿者 shaw : 17:29 | トラックバック

2003年11月01日

『座頭市』

せっかくのファーストデイということもあり、未見だった『座頭市』を観てきました。

あまり興味のある作品ではなかったのですが、ベネチア映画祭で好評を得たり、まわりでもなかなか評判が良かったりで、やはり一度は観ておいた方がいいのかなぁ、と。

で、鑑賞後の感想としては、笑いあり、活劇ありのしっかりと楽しめる娯楽時代劇に仕上がっていて、十分楽しむことができました。ガダルカナル・タカのギャグなんかは、ベタなのにかなり笑ってしまいましたしねー。
実は、過去の『座頭市』シリーズも、北野武監督作品も全然観たことないので、この二つの点からこの作品についての批評じみたことはいえないのですが、娯楽作として考えたら評判が良いのもうなずけますね。殺陣のシーンの迫力なんかは必見だと思います。

ただですね、個人的には不完全燃焼なんですよ。なにが原因か、まだよく分析できていないのですが、主演の北野武が私の中でしっくりこなかったのかもしれないです。王道を行く(無難な)ストーリー展開なのにもかかわらず、どうにも中途半端な感が残って。eiga.comの特集ページで、「勝新太郎の座頭市とは全然違ったものにしたかった」という北野監督のコメントがでていて、確かに好き勝手やらせてもらえたんだなぁ、というのは伝わったのですが、メリハリをつけるための演出の方法が私には中途半端に感じたのかもしれません。

良くも悪くも北野武映画なんでしょうね、おそらく。そして、それが私にはあまり合わないのかもしれない、そんなことを思った映画でした。

作品評価:★3 ※採点基準はこちら

投稿者 shaw : 20:56 | トラックバック

2003年10月26日

『始皇帝暗殺』

『ザ・ミッション』を探していたときに目に留まって気になった『始皇帝暗殺』を借りて観てみました。私、三国志をはじめ、中国史がなかなか好きで、一時横山光輝先生の「史記」を愛読していたこともあって、なかなか面白そうなストーリーに感じたんですよね。

ストーリーを一口でいうと、荊軻による始皇帝暗殺計画をモチーフに、趙姫というオリジナル(ですよね?)の姫様を始皇帝と荊軻の間に挟むことで、揺れる心情描写を描こうとした作品になってます。

制作費がかかっているだけあって、とてもスケールの大きな作品に仕上がっていますし、史劇が好きな人には場面場面で圧倒される部分があると思うのですが、ストーリーの見せ方というか、始皇帝の演出が中途半端なんですよね。始皇帝を「普通の人」に見せようとしたんでしょうけど、それがどうみてもマイナスに出てしまっている。前半はぐいぐい引き込まれたんですけど、後半は尻つぼみになってしまった感が強いです。

ただ、スケールの大きな野戦のシーンや、雰囲気の出ている町並みなど、ロケによるシーンは迫力があります。他にも、不呂偉と始皇帝が対峙(という表現は正しくないけど)する場面など、良いシーンもあるんですけど、全体的に見るとあまりぱっとしない作品かもしれません。

歴史好きからみると、面白い素材だと思うので、もっと面白い作品にもできたんじゃないかなぁと思うとかなり残念、というかもったいない作品でした。

作品評価:★2 ※採点基準はこちら

投稿者 shaw : 16:48 | トラックバック

2003年10月25日

『ザ・ミッション 非情の掟』

先週末、数え切れないくらいの(おおげさ)ビデオレンタル屋を廻り歩き、ついに『ザ・ミッション』という映画を見つけたので、鑑賞してみました。

そもそも、なぜこの作品をそんなに苦労してまで探したかと言うと、一ヶ月ほど前に、職場の先輩に「『インファンル・アフェア』の公開が楽しみで、楽しみで」と話したところ、じゃぁこの映画を観てみるといいよ、と勧められたのがきっかけで、ネットでちょっと情報を収集してみるとなかなか評判が良かったわけでした。

香港マフィア映画で、ストーリーはマフィアのボスに集められた5人のボディーガードがチームを組んで、ボスの命を狙っている連中を追い詰める、というものなのですが(こんな説明じゃ陳腐すぎるかな。。)、この作品のメインである「ボスを守る」アクションパートが、静と動のメリハリが良く利いていて最高の緊張感を演出していたと思います。

個人的にはストーリーに物足りなさを感じたのも事実なのですが、良く言うと「無駄が一切ない」ともとれて、完成度はなかなか高いと思います。

作品評価:★4 ※採点基準はこちら

投稿者 shaw : 23:57 | トラックバック

2003年10月13日

『“アイデンティティ”』

“アイデンティティ”』という映画を観る機会に恵まれたので、鑑賞してみました。

以前、予告をチラッと見たときに、なかなか面白そうな印象を受けたので結構楽しみにしていたのですが、出来の方はまずまずといったところですかね。

サスペンスというジャンル柄、内容に触れることで、面白みを失ってしまう可能性があるので特に言及はしませんが、私的には大体予想できる範疇のオチでしたねー。
ただ、実はびびり屋なので、前半の方でビクビクしながらみてました(笑)

作品評価:★3 ※採点基準はこちら

投稿者 shaw : 21:31 | トラックバック