2005年02月12日

『ボーン・スプレマシー』

昨日から日本でも公開が始まった『ボーン・スプレマシー』、観ました?
って、問いかけられても困りますよね。いや、すんません。本当は3週間ほど前にUIPの試写室で観る機会に恵まれて(山本太郎がすぐ後ろに座ってた)、その直後に自慢げにレビューを書く気満々だったのに、気がつけば普通に公開が始まってしまいましたねぇ。

前作、『ボーン・アイデンティティ』が、なにげに結構好きな作品で、今作も期待してたんすよね。で、観てみるとほぼ期待通りの良い出来だったように私は思いました。レビューを書くにはちょっと日が経ちすぎて、鑑賞後の程よい興奮がすでに残ってないんですが、珍しくカーチェイスでドキドキしたのは覚えてます。画面がグラグラしすぎて、酔い気味になったけどw

前作の良かった点は、知的なアクションの見せ方(闘い方や逃げ方が、ドンパチやるだけでない)と、それにはまっていたマット・デイモンだと私は思うのですが、今回もその良い点を残しつつ、ちょっとアクションにも力を入れてみました、という感じの仕上がり具合ですかね。最近はやりなのか知りませんが、少々ハンドカメラのグラグラ感が気持ち悪いきらいがあって、そこが個人的には気に入りませんが、追いつめられつつ追いつめるストーリー展開のテンポがとても良く、個人的にはかなり楽しめましたデス。

作品評価:★4 ※採点基準はこちら

ちなみに、今原作も読んでます。まだ「暗殺者(「前作、ボーン・アイデンティティ」の翻訳版)」の途中ですが。「映画のストーリー、原作とは全然違うよ」、とは耳にしてましたが、本当に全然違いますw
先に小説を読んでしまっていたら、多分映画の方は物足りなくなるかも・・・。

暗殺者 (上)
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3 文章が硬い
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5 映画版とは違う
-- 追記 --

多分これはネタばれのうちに入らないと思う(予告で普通にかかっているし)のですが、始まって早々にマリーが死んでしまうじゃないですか。結構フランカ・ポテンテのファンだったのでショック!だったりするんですが、実は原作じゃ死なないそうですよw
そのくらい原作からかけ離れたストーリーになっている模様(もともと原作は20年前のものだし、スパイものでこれだけ時間がたってしまうと仕方のない面もあるんだろうけど・・・)。で、原作は三部作、映画の方も三部作完結にしたい、という製作者側の意図もありそうですが、すでにかなり違った設定になっているわけで、もし完結編をつくる場合はどう話をつなげるのか、そんなところにも興味があったりする。

実はマリーが生きていた、とかは無しっすよ。

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投稿者 shaw : 2005年02月12日 22:18

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