2006年03月12日

「徹夜するほど面白かった小説」たち

最近「人力検索はてな」で盛り上がっていた話題で、おなじく「はてなブックマーク」でも人気ブックマークになっていたので、ご存知の方も多いかもしれませんが、↓の質問とその回答が大いに興味をそそるものだったのでここでも紹介。

徹夜するほど面白かった小説を教えてください。

結構読んでみたいなぁと思う小説があって、我がAmazonのカートに購入待ちのアイテムがかなり増えてしまいました。最近読書熱が低下中だったけど、ここにきて一気に加熱してきたかなー・・・。あとは、それを読む時間をどうやって作るか、なんだけど。最近、本当に時間が足りないなぁと思います。。

投稿者 shaw : 00:45 | トラックバック

2005年02月17日

「アマゾンの秘密」

先日、NDO::Weblogさんで紹介されていた「アマゾンの秘密」という本、ちょっと気になったので私も購入して読んでみました。読んだ感想は、naoyaさんがまとめたものとほとんど同じ。さらっと読めて、その中にいくつかとても興味深い内容が含まれてました。

中でも、もっともハッとしたのが、アマゾンのCRMの方針。大抵、CRMを使ったマーケティングというと、性別や年齢、職業といった個人の属性をもとに展開するような気がするんですが、アマゾンではあくまでも中心は商品。つまり、「どのような人に」何が売れるか、といったアプローチではなく、「どのような商品を買った人が」何を買うかという視点でシステムを構築しているんですね。

よくよく考えると、確かにアマゾンで初めて買い物をした時に、登録した情報は名前とメールアドレス、届け先とクレジット番号くらいで、その他のプロファイル登録は全くしてません。けれど、アマゾンから送られてくるマーケティングメールは、私の気になるジャンルを的確についてくるわけです。なぜこういうことができるかというと、私の購入履歴と他のアマゾンユーザーのそれとを照らし合わせて、傾向の似通ったデータから自動的に算出しているのですね。

もちろん、このようなシステムは、膨大(で正確)なデータと、それを緻密に分析・処理できるシステムがあって初めて可能なので、おいそれとは構築できるものではないわけで、そこに至るまでのいろいろな苦労話なんかもこの本で触れられています。

あまりWEBに関する知識がなくてもすらすら読める本だと思うので、興味があれば是非。

アマゾンの秘密──世界最大のネット書店はいかに日本で成功したか
松本 晃一
ダイヤモンド社 (2005/01/28)
売り上げランキング: 562
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おすすめ度の平均: 4.14
4 書籍で語られることの少なかったアマゾン。じつはこんな会社です。
4 周到に考え抜かれ、準備されたアマゾンというビジネス
4 立ち上げ屋の醍醐味
投稿者 shaw : 01:01 | トラックバック

2004年05月02日

「マネー・ボール」

cover先週、通勤時間の暇つぶしに読んでいた一冊の本がもの凄く面白かったです。
切込隊長BLOGでも紹介されていましたが、「マネー・ボール」という本で、一口で内容を説明するなら、アメリカ大リーグのアスレチックスという球団がなぜ強いのか、というお話です。

プロスポーツの基本として、素晴らしい選手(スター選手)は高年俸 → 貧乏球団には雇えない → 貧乏球団は強くなれない という図式が一般的にあるかと思うのですが、アスレチックスという球団は大リーグの中でも貧乏で有名な球団で、じゃあなぜこうも好成績を残せるのか、という謎を解いてくれているわけです。

いやぁ、もう目から鱗ですよ。
私のように、野球のゲーム自体をみなくても、結果だけで一喜一憂できる(データを眺めるだけで野球というスポーツを楽しめる)方には、絶対に読んでみてほしいですね。そこまでいかなくても野球が好きな人なら面白く読めると思いますし、これまでと違った視点で野球をみることが出来るようになるのではないでしょうか。

とにかくお奨めの一冊です!

投稿者 shaw : 13:24 | トラックバック

2004年04月16日

横山光輝氏、死去

家に帰ってきてYahoo!のトピックスを見てみたら、火傷で重傷を負っていた横山光輝氏が死去された、との報が。

私も、「三国志」や「バビル2世」を見て(読んで)育った世代なので、かなりショックを受けています。
いまさら氏の偉大さをここで列挙する必要もないかな、と思うのですが、Yahoo!からリンクが張られていたこのページを見てみると、幅の広い作風にあらためて感服してしまいました。
また漫画界の巨匠がいなくなってしまいましたね・・・。

ご冥福を祈ります。

投稿者 shaw : 01:16 | トラックバック

2004年04月06日

「昴」第3部?

今日(厳密に言うともう昨日だけど)の週刊スピリッツを見て思った事。

1.「ホムンクルス」が連載を再開してた。
この漫画、そんなに気合を入れて読んでいなかったのですが、ここで作者山本英夫が大変なことになっているらしい、と聞いていたのでちょっとびっくり。

2.どういう表現だったか忘れてしまったのですが、曽田先生の「昴」の第3部を予感させるページが。capetaがはじまって、てっきり昴の続きはもうないものだと思っていたのですが、いずれ連載が再開されるということなんでしょうか?
複数のマンガを同時進行できる漫画家じゃなさそうですけどねー。

3.あいかわらず進行の遅い「日露戦争物語」の続きにやきもき。そういえば、この間実家に帰った時に、司馬先生の「坂の上の雲」の一巻を飛行機の中の暇つぶし目的で持って帰ってきたんですが、これが面白くてあっという間に読破。どうせなら全巻持って来るんだったと後悔してます。。

2004年02月29日

「オトナ語の謎。」

先日、NDO::Weblog さんのこのエントリーを見て、「オトナ語の謎。」という本に興味を持ったので読んでみました。

この本、糸井重里さんの「ほぼ日刊イトイ新聞」での人気コーナーを一冊にまとめた本で、社会人が普通に使う「変な」日本語(オトナ語)をいろいろ紹介しています。

私も、大学を卒業し仕事を始めてまもなく3年経ちますが、気づかないうちにこの本にに紹介されているいろいろな単語を意外と使いこなしてしまっているようで、いろんな意味で悲しくなりました。まぁ、使いこなして悪いってこともないんでしょうけど。いや、使わなければ不便なシーンが多いかも(笑)。

社会人として世を渡っている人には、ついつい頷いてしまったり、共感できる部分が多いと思うので、一度は読んでみて損はしない、いや是非一度読んでみることをお勧めします!

投稿者 shaw : 08:37 | トラックバック

2004年02月25日

曽田正人の漫画

Funk'n Blogさんからいただいたトラックバックに激しく同意、だったのでちょっとエントリー。
私も曽田作品は「め組の大吾」から入ったクチで、連載中は続きが気になってたまらなくなることがしばしばでしたね。無茶しすぎなんですが、その展開にしびれまくってました。「昴」も同様、テンションが高くなるとやばい漫画でした。連載の尻切れな終わり方は残念でしたが(長い間、休載してるのかと思ってました)。

そんなこんなで、私の中では曽田作品の好きさ加減は
め組の大吾 >> シャカリキ > 昴 >>> 普通に面白い漫画(あいまいな基準だ)
という感じです。
なので、

ところで、2chでは曽田正人の作品の評価が
シャカリキ>>>超えられない壁>>>>>>昂=め組の大吾

という評価がいまいちしっくり来ないんですよね。
まぁ、私もよくブレイク前の佳作を過大評価する傾向があるので、↑のような言い分もわからないでもないんですが、ちょっといいすぎかな?とも思うわけで。

ちなみに現在連載中の「capeta」は単行本でしか読んでません。第三巻も買って読みましたが、まだまだこれまでの曽田作品にみられた盛り上がりはないですねー。趣味の世界を少しずつ展開中、という感じですか。今後に期待、と言いたい所ですが、本当に今後盛り上がっていくのか現状ではなんとも言えないです。。

2003年11月06日

「モンキーターン」アニメ化!?

昨日、競艇のダービーネタを簡単に書いたんですが、その中で触れた「モンキーターン」という漫画がアニメになるそうです。
今日発売の少年サンデーで、モンキーターンを読んで初めて知ったんですが、個人的にはかなり驚きです。このマンガ、アニメになるほど人気があったんですね!(←すごく失礼な言い草)
明らかに、サンデー連載中のマンガの中では年齢層がずれていて、なぜここで連載してるの??といつも疑問に思っていたんですが、それでも読んでいる人は多い、ということなんですかね。私もそんな一人なわけですが。

ちなみに、肝心の競艇のレースシーンはCGらしいですね。今ではアニメの一部にCGを使うのも珍しい事じゃないのかな?日頃テレビを全然見ないのでこの辺は疎いのですが、何はともあれ、このアニメ化をきっかけにますますモンキーターン人気が高くなってくれると、一ファンとしても嬉しいですねー。

投稿者 shaw : 01:31 | トラックバック

2003年10月14日

韓国版「金田一少年の事件簿」

先程のエントリーネタ「ALEXA」について、会社の先輩と話をしていたら、韓国のサイトが上位に多いねーという話題になりました。
で、とりあえずわけのわからないハングル語のサイトを開いて、あぁだこぅだ言ってたら、こんなページを見つけました。

韓国にも有った日本の漫画

まぁ、日本のマンガが他のアジア圏の国で読まれていることにはなんの違和感もないのですが、この「金田一少年の事件簿」の韓国タイトルが「少年探偵キム・ジョンイル」というのにちょっと受けてしまいました。
笑っていいところなのか、これ。

投稿者 shaw : 01:17 | トラックバック

2003年09月19日

「映画に毛が3本!」

タイトルだけでは、知らない人には何のことだかわからないでしょうが、このBLOGでも何度か登場した黒田硫黄氏による、映画批評コラムをまとめた本です。
購入して読んでから、かれこれ一週間もたってからのレビューになってしまいました。

本のつくりとしては、1作品につき、1ページのコラム(文字情報)と1ページのマンガ(イラスト情報)からなっていて、全部で61タイトル取り上げられてます。共通して観ている作品がちょうど3分のⅠ、知らない映画が1割弱と、共感しながら読むにはぎりぎりのラインかな、というところです。

で、肝心の感想なんですが、似顔絵が微妙に(全然ともいう?)似ていないところが素敵です。私が黒田氏のマンガが好きな理由は絵の上手さにあるのですが、それを逆手にとって、あえて似ていないイラストを書いていると思われる感じがしますねー。それでも、押さえるべきつぼはことごとくはずさないところが素晴らしいです。
マンガ批評自体はとても上手いと思います。1ページ完結(Ⅰ作品だけ例外あり)で、だいたい8~12コマの中にうまくまとめています。突っ込み方がとても黒田氏らしい、というか。
逆に、コラムのほうはそんなに目新しさはないです。ただ、「本作の教訓」というのがあって、一言批評みたいなものも書かれているんですが、これは面白いです。もしシネスケに登録したら、一言コメンテーターとしてかなり人気を集めそうな気がしました(シネスケ的視点ですんません)。

難点は、ちょっとボリュームが少ないかなぁという点と(俺はもっとたくさんの批評が読んでみたかった)、その割に値段が高い(1200円)点でしょうか。
正直言うと、誰にでも奨めることはできないです。が、映画好き かつ 黒田硫黄が好きな人は必読だと思います。どちらか片方でも当てはまる人も、まずは片手にとって読んでみるといいでしょう。

投稿者 shaw : 02:21 | トラックバック