2005年05月30日

『キングダム・オブ・ヘブン』

リドリー・スコット監督最新作『キングダム・オブ・ヘブン』を鑑賞してきました。
この映画、社内ですでに鑑賞した人たちの感想が総じて悪かったので、映画館で観ようか大いに悩んだんですが、最近スペクタクル巨編な作品を全然見てなかったし、十字軍遠征という日頃全然なじみのないテーマにちょっと惹かれたのと、刺激という面でも新味がありそうにも感じたので、まぁ損はしないだろうと判断したのですが・・・。

でも、映画を見慣れている人の意見は、もっと尊重するだったなぁ・・・、と鑑賞後しばらくしてから後悔しちゃったのでした。無宗教で、神様の存在を信じたことがないからなのか、ストーリーに漬かることが出来ない、というか、全編を通して退屈気味に感じてしまったんですよねぇ。

まず、主演のお二人があまり良くない。
で、ウリのはずの戦闘シーンにも興奮しない。攻城戦なんかは、「二つの塔」と違いがわかんないですし、野戦で大勢の人馬がかけるシーンもそれほど迫力を感じないし。感覚が麻痺してきているのかな。
パンフレットを読んだかぎりでは、一応実在の戦いをモチーフにしたようですが、脚本があまりよくなかったのか、いまいち見せ場の欠ける展開に、最後まで乗り切れなかった感じです。

『グラディエーター』が面白い映画だったので今作も期待してた面があるのですが、今回はあまりリドリー・スコットの持ち味が活かされていなかったような気がしますねー・・・。残念。

作品評価:★3 ※採点基準はこちら

グラディエーター
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おすすめ度の平均: 4.09
4 娯楽大作-ホアキン・フェニックスの怪演が光る
3 戦い物は嫌いだったけど・・・
5 男の中の男
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投稿者 shaw : 2005年05月30日 01:02

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