2004年06月07日

『デイ・アフター・トゥモロー』

公開初日に観てきました、『デイ・アフター・トゥモロー』。
直前まで、所詮作り物の災害映画だろうとたかをくくっていて、あまり期待していなかったのですが、それが良かったのか、迫力満点の映像の数々に思いがけず興奮しまくりで、私の予想をはるかに超えた出来のよい作品でした。

作品評価:★4 ※採点基準はこちら

とにかくVFXが凄いです。あまりこのジャンルの映画を観ないので比較論はできないですが、とりあえずだまされたと思って大きなスクリーンで一度見てみることを是非とも薦めます。公開前に大量にテレビスポットが投入されたはずなので、それをご覧になったかたも多いかもしれませんが、より大きなスクリーンでみるとその迫力が全然違いと思いますよ。雹からはじまって、竜巻、大津波、氷河期の到来と何でもありですが、その一つ一つの映像に、私は口を開けたまま魅入ってました。

ストーリーも、父と子の絆を軸に、少々いらないかなと思う部分はあっても、くど過ぎず弱すぎずで、決して映画の足かせになっていなかったと思います。全地球規模の大災害を前にして人間は無力でありながらも、後味の悪い終わり方でもないですし。

まぁ、こういう映画を撮れるだけの懐の深さがあるのなら、もっとアメリカでも環境問題の取り組みをしっかりしてくれよな、とも思ったりするんですけどね。

-- 追記 --

最近、CGやVFXの表現レベルがどんどん高度になって、その映像の迫力は目を見張るものがあるとは思うのですが、使い方を間違っているなぁ、と思うこともしばしばでどちらかというと失望することの方が多いので、そういう理由もあってこの手の映画をやや敬遠するようになっていたのかもしれません。たまにはこういう映画も悪くないなぁ、と思った次第で。

この映画で描かれる大災害の流れは、大雑把にまとめると
地球温暖化 → 南極の氷の氷解 → 北大西洋の海流に異変(水温低下) → 北米、ヨーロッパの気候異常 → 北半球に氷河期到来
とまぁこんな具合だったように思います。実際にこのようなことが起こりうるかは私にはさっぱりわかりませんが、妙な説得力があったように思うのは私だけですかね。竜巻や大津波が引き起こされる理由がよくわかりませんでしたが。

あと、eiga.comの掲示板で見かけた書き込みなのですが、この夏父親が子供と見たい映画NO.1だそうで。この情報の出所がわかりませんが、確かに父子で見に行くには良い映画かもなぁ、と思ったり。

そうそう、MSNの映画ページで、この『デイ・アフター・トゥモロー』の特集ページがあるのですが、その中で気象予報氏の森田さんへのインタビューがなかなか面白かったです。興味があるかたはこちらもどうぞ。

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投稿者 shaw : 2004年06月07日 01:02

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コメント

おっす!久しぶり!今度こそ書き込めるかな~!?
デイアフタートゥモロー、そんなに面白かったん?
俺もテレビのCMの予告見て、非常に興味わいたので、ぜひ見たいです。

ところで、最近、テレビ再放送で、ミッションインポッシブル2をしたので見ました。
くるまやバイクが好きな僕としては身近な人に「ええでぇ~!」って薦めてたけど、だれもが、「あれはダメだ。1のほうがぜったええ」って言います。

確かに、映画見て、DVD借りてみて、さらにテレビの再放送と見るにしたがって、??って思うようになりました。

だけど、オープニングのロッククライミングのシーンと、最後のバトルのシーンは何回見ても楽しい~。

って俺は幼稚かな。


ところで、映画通のショウさんにもうひとつ、是非とも批評をしてほしいのが、
「バーティカルリミット」。

評価、是非ともお願いします。

この作品も映画館で見て、さらに家でも二回ほどみました。

おねがいします。

Posted by: mabuu : 2004年06月09日 19:31

『デイ・アフター~』、私はなかなか楽しめましたよ。
『バーティカル・リミット』タイプの映画が好きだったり、
TVCMで興味をもったなら映画館に足を運んで損はないんじゃないでしょーか。
やっぱり、この手の映画は、大迫力を味わえる環境ほど面白く感じると思うしねー。

『ミッション・インポッシブル2』は、私も全然ダメなくちでした。
アクション映画なのに、そのアクションに切れがあまりなかったからなぁ。。

Posted by: shaw : 2004年06月10日 01:14

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