2004年01月20日

『息子のまなざし』

日曜日に、元旦に見損ねた『息子のまなざし』を観てきました。

個人的にはあまり好きな映画じゃなかったです。
いい映画と評価されるのもわからないでもないですが。万人受けする映画じゃないでしょう。
あと、ユーロスペースとの相性があまり良くないかもなぁ。

作品評価:★3 ※採点基準はこちら

あらすじ:職業訓練校の木工クラスを教える主人公の下に、一人の生徒が現れる。その生徒は実は主人公と浅からぬ因縁があって・・・。という話。これだけだと安っぽいメロドラマっぽいですが、ドキュメンタリーチックな作風がドラマという印象をまったく与えず、えもいえない不思議な感じです。ごくありふれた日常を舞台に、主人公の葛藤が身近に感じられて、そこをどう思うかで観る人の評価はわかれそう。

-- 追記 --

何に一番驚いたかというと、公開から結構経っているの満席で立ち見になってしまったこと。劇場に5分前に着いたらもう席は埋まってました。
キャパシティが100席前後と小さなところではあるんですが、全然予期していなかったので時間ぴったりに行ったらこのありさまでびっくりでした。

ただ、その後そこまで映画に詳しくない知人にこの話をしたら、マイナーな映画なはずなのに『息子のまなざし』を知っていて、よくよく聞いてみると井筒監督が辛口コメントをすることで有名なあの番組で先日取り上げられたばかりだったそうで。その話を聞いて納得しました。知ってたらこのタイミングで観にいかなかったのに・・・。

あと、映画を観た後に思ったんですが、最近のメジャーな映画に慣れてしまったからなのか、音楽の流れない映画がどうも退屈に感じてしまうみたいで。前半ちょっとウトウトしてしまったのもそのせいだったかも、とか思ったり。
最近の映画、音楽をガンガンならせば良いってもんじゃないよー、なんて知った口を利いていても、気が付くとそういう映画に慣れちゃってて、逆に静かな映画が落ち着いて観れないという体になっているのかもしれない。。

>> このエントリーに含まれるTAG

>> 関連するエントリー
投稿者 shaw : 2004年01月20日 01:20

Trackback

このエントリーのトラックバックURL → http://www.s-hashi.net/x/mt-tb.cgi/225