2004年05月15日

「竜馬がゆく」

ここ一ヶ月くらい、通勤時間に「竜馬がゆく」を読んでました。
これで5~6回目くらいになるんですけど、この小説は何度読んでも面白いです。傑作ぞろいの司馬文学の中でも最高傑作にあげられるんじゃないでしょうか。

最大の魅力は、坂本竜馬という明治維新の最大の立役者の一人の生き様をあまりにも爽快に、そして常人には計り知れないスケールの大きさを親近感をもって描いているところにあると思います。いまさら言うことでもないかな。ラスト直前、竜馬が薩摩の要人を前にして「世界の海援隊をやるきに」などというところでは何度目になっても鳥肌がやまないですねー。こんな生き方は自分には絶対に出来ない、ということがわかっているからこそ、こうも惹きつけられるんでしょうね。

これだけ繰り返し読むと、新しい発見というのがなくなってきましたが、一度読み始めたらやめられなくところを見ると、私の中で坂本竜馬とそれを描く司馬遼太郎氏への魅力は一切失われていないようです。次は何を読もうかな。。

-- 追記 --

もともと歴史が好きだったこともあって、歴史小説には目がないのです。

ファミコン版三国志をきっかけに吉川英治の「三国志」を読み始めたのが、私が歴史小説を読むようになった第一歩になるかのかな。その後(信長の野望の影響で)しばらく日本の戦国時代に興味が移っていろいろ読んでいたのですが、ちょっとしたきっかけで司馬大先生の「項羽と劉邦」を手にとってから、すっかり司馬小説にはまってしまったのでした。特に幕末~明治ものには傑作が非常に多いですよね。それだけ偉人が沢山輩出した時代でもあったんでしょう。この時代に対する私の知識は、司馬先生から受けた影響がとても大きく、ちょっと偏っているかもしれないです。。

あー、前にも一度触れましたが、「坂の上の雲」がムショーに読みたくなってきた。。


以下、好きな歴史小説(時代小説)の代表作
・「竜馬がゆく」(司馬遼太郎 著)
・「梟の城」(司馬遼太郎 著)
・「宮本武蔵」(吉川英治 著)
・「壬生義士伝」(浅田次郎 著)
・「雲霧仁左衛門」(池波正太郎 著)
・「真田太平記」(池波正太郎 著)
等、他多数。

他に、読んだことのない、刺激的な話はないものかな?

>> このエントリーに含まれるTAG

>> 関連するエントリー
投稿者 shaw : 2004年05月15日 06:31

Trackback

このエントリーのトラックバックURL → http://www.s-hashi.net/x/mt-tb.cgi/338

コメント

こんにちは、夏川です。
僕も好きな作品です。
何を隠そう、この小説を読んでから山口ツーリングを実行したこともあるのです。
絵馬堂の戦いのところが微妙に好きだったりします。

Posted by: 夏川 : 2004年05月16日 13:16

歴史小説を読んで史跡探索をしたくなること、私もたまにありますね。
昔から、一度熊本城をみてみたいなぁ、などと思ってたり。

Posted by: shaw : 2004年05月23日 11:32

コメントする









名前、アドレスを登録しますか?