2004年02月06日

日露戦争後100年

毎週金曜日、映画広告が沢山掲載される関係もあって、「読売新聞」と「朝日新聞」の夕刊を会社で買ってます。で、先ほど休憩がてらに読売新聞の夕刊の「よみうり寸評」を読んでいて気づいたんですが、今年って日露戦争から100年になるんですね。

今日のよみうり寸評は、司馬遼太郎氏の名作の一つ「坂の上の雲」を引き合いに出して、日露戦争後の100年を改めて振りかえってみるのもいいのでは、という感じの締めくくりになってました。
私はその100年の4分の1しか生きていないので、この100年の重みを実感することがあまりないのですが(そういう問題ではないか・・・)、歴史としてこの100年を振り返るというのは確かに重要かもしれません。まぁ、ここでいう100年という区切り自体にはあまり意味がない気もしますが、歴史から学べることが沢山あるというのもまぎれのない事実です。

一ついえることは、なんだか無性に「坂の上の雲」を再読したくなってきたということだったりしますが。「坂の上の雲」をモチーフにして書かれていると思われる、江川達也の「日露戦争物語」もとても面白いんですが、展開が遅くて続きが気になって、気になって。

-- 追記 --

私も浪人生活を送っていた頃に「坂の上の雲」をはじめて読んで、日露戦争(や日清戦争)の頃の日本にはじめて興味を持ちました。日露戦争というと「203高地」と「旅順要塞」、そして「日本海海戦」というキーワードくらいしか知らなかった私も、この本で時代背景や陸戦・会戦の詳細、当時の著名人などいろいろなことを学んだ気がします。
日本の近代史(といっても100年前ですが)のなかでも大きな出来事の一つとしてあげられる日露戦争ですが、少しつっこんだことになると以外に知られていない気がしますね。
「坂の上の雲」はかなりの長編で読み応えがあり過ぎるくらいですが、少しでも日清・日露戦争の頃の日本に興味のある方は、是非とも読まれることをお勧めします。

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投稿者 shaw : 2004年02月06日 19:03

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コメント

こんにちは、夏川です。
僕も司馬さんのファンなのですが、
一気読みをしすぎて司馬断ちをしたままになっております。
「坂の上の雲」も買ってはあるけれど、読んでいない状態です。
いい機会だし、読んでみようかなと思いました。

ちなみに個人的なベストオブ司馬さんは「峠」でした。

Posted by: 夏川 : 2004年02月07日 13:10

「峠」は、長岡藩の河井継之助を描いた作品ですね。私も読みました。
北越戦争について全然知識がなかった時に読んだので、戊辰戦争の時にこんな無茶なことした人物もいたんだと妙に感心した記憶が。
確かに面白い作品でしたねー。

ちなみに私のベストオブ司馬作品は、
1. 竜馬が行く
2. 梟の城
3. 燃えよ剣
4. 坂の上の雲
5. 項羽と劉邦
という感じですね。思いついたまま挙げたので、抜けがありそうですが。

Posted by: shaw : 2004年02月07日 21:42

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