« 2005年10月 | メイン | 2005年12月 »

2005年11月28日

おおきく振りかぶって(5巻)

待ちに待った「おおきく振りかぶって」の最新刊です。
本当に面白いんで、未読のヤローはまじで読んどけ。

投稿者 shaw : 00:55 | トラックバック

2005年11月17日

切腹

今月の日経新聞の「私の履歴書」、担当が仲代達矢なんですよね。
別にファンというほどではないんですが、黒澤明や小林正樹といった名監督と組んで、数々の名作に出演してきたわけですし、やっぱり連載の内容が気になるじゃないですか。というわけで、毎日チェックしてたりします。

さて、ここ3日間ほど、話題は『切腹』という映画がメインです。私もちょうど1年位前にこの映画を鑑賞しているんですが、これがね、名作中の名作なんですねー。

時は寛永7年(江戸時代初期)。徳川幕府の行った改易により、大量の浪人が世にあふれていた時代。生活に困った浪人が、江戸藩邸を訪ね、「たかり」目的で切腹を申し出るのが流行る中、彦根藩井伊家の藩邸に現れた浪人が、同様に庭先を借りて切腹を願い出る。そして、こつこつと身の上話を始めるのだが、その内容は次第に驚愕なものになっていくのだった・・・。

まぁ、あらすじをまとめるとこんな感じですかね。
「また来たか、とっとと追い払ってしまえ」という家老と、「俺はここで切腹するのだ、まぁ聞け」という浪人との対比、立場上の違いが、浪人の話が進むにつれて変化していく様、その描き方がとにかく見ごたえがあります。橋本忍という脚本家の力量を思う存分発揮しています。

素晴らしい脚本があって、小林正樹という名監督によってしっかりと演出がほどこされ、それに仲代達矢や三國連太郎といった名優達がそれに応える。本当に隙がない映画です。

シネスケで「『七人の侍』が動ならば『切腹』は静の金字塔である。」というものすごく説得力のあるコメントがあるんですが、本当にその通りだと思います。未見の方(特に時代劇が好きな方)は、ぜひ鑑賞することを勧めますね、私は。

続きを読む "切腹"

投稿者 shaw : 00:39 | トラックバック

2005年11月15日

スティング スペシャル・エディション

先週末、amazonの「DVDのおすすめ」を整理してたら、「スティング スペシャル・エディション」が上位に来てました。

ついこの間、別の話題で、「私のベスト映画は『スティング』だ」と書いたばかりな気がしますが、当然すでにDVDも持っていて何度も鑑賞済みなので、普段だったらスペシャル・エディションであろうがアルティメット・エディションであろうが、はたまたコレクターズ・エディションであっても(その他いろいろ...)気にもかけないんですが、今回のDVDはかなぁーり気になってます。

「映像特典」。
あぁ、なんて甘美な響きなんだろう・・・w

いや、本来なら、映像特典が付くことでDVDの価格が高くなるくらいなら、そんな特典抜きにして値段安くしろ、と言うのですが、本当に好きな映画なら話は別です。私、今手元に持っている『スティング』のDVD、おそらく国内版では初回時のもので、ケースがトールサイズですらないんですが、今確認してみたところ特典は英語表記のままのプロダクション・ノートとキャスト紹介だけ。しかも値段が3800円。で、今回のスペシャル・エディションは、特典が豪華になって、しかも値段は2500円。

うぅむ、激しく心が揺れる。。

私、DVDは何も考えずに購入しちゃうんで、持っている枚数もどんどん凄いことになってきているんですが、まだ「同タイトルを複数購入」という暴挙には出たことがないんですよね。これをやってしまったら収拾つかなくなりそうで・・・。

けどなぁ、今回だけは例外かなぁ。
でも、多分その例外が、いずれ例外じゃなくなっちゃうんだよなぁ。
しばらくの間、この葛藤は続きそうだ。。

投稿者 shaw : 01:26 | トラックバック

2005年11月11日

ニンテンドーWi-Fi USBコネクタ

先日、NDSのWi-Fiサービスについて、大きなアナウンスがありましたね。
ニンテンドーWi-Fiコネクション

気がつけば「おいでよ どうぶつの森」の発売まで2週間をきってますし、Wi-Fiサービスの全容も見えてきて、いよいよ、という気持ちが湧いてきますねー。

さて、↑でリンクした説明ページを私も読んでいたら、Wi-Fi用のUSBコネクションについても触れられていました。サービス開始と同発だったんですね。知りませんでした。

「一部のオンラインショップのみで発売」とのことで、任天堂運営のオンラインショップでも当然扱っていますが、割引なしで、かつ別途送料がかかるんで、お得感が・・・。で、amazonは取扱店かな、と思ってチェックしてみると、すでに予約が始まってました。

というわけで、私もワンクリックで予約注文してしまったのでした。
まぁ、当面役に立たんかもしれないけど、今後のWi-Fi対応ゲームには要注目ですね。

バンブラ、Wi-Fiに対応したら絶対に面白いと思うんだけどなー・・・。

投稿者 shaw : 01:38 | トラックバック

2005年11月06日

パイの物語 続き

先日ここで紹介した「パイの物語」、先ほど読了しました。
この小説、凄いです。傑作でした。いやぁ、もう感心しきり。未読なら一度読んどけ、と本気でいいたいです。

なにが、凄いか。
要因として思いつくところは、

1.サバイバル描写。
2.最後に語られるお話。
3.1、2を含めた全体的な構成。

まず、1について。
本書のメインともいえる、太平洋漂流記。インドからカナダへの移住の過程で、日本の貨物船「ツシマ丸」が沈没。沈没船に乗り合わせていた乗客のうち、主人公のパイ少年、足を骨折したシマウマ、オラウータン、ハイエナ、そしてベンガルトラが、全長がわずか8メートルの救助船に乗り合わせ。そしてそこからサバイバルがはじまる・・・。
もう、この設定だけでやばそうじゃないですか。当然動物たちは人間の言葉をしゃべられません。さらに、肉食のハイエナとトラという、きわめて危険な存在が、手を伸ばせば届きそうなところにいるわけです。死が目前の状況で、パイ少年はそこにある道具と状況判断と運で、なんとか生き延びようとするのですが。。

で、パイ少年、生き延びるためにはなんでもやってしまいます。かなり描写がリアルです。弱肉強食そのものなんですよね。本当にサバイバルしてしまいます。人によってはそこで引いちゃう人もいるかもしれませんが、このリアルさも当然作者の意図するものだったりするですよね。

そしてとどめのラスト。腹にね、響くんですよ。最大の敵、ベンガルトラのと邂逅はそういうことだったのか、と。下手なことをいってしまうと醍醐味を奪ってしまうので、これ以上は言いませんが。でも言いたい・・・。あ、そうそう、この本の最後にある解説はネタばれが含まれているんで、最初に読もうとしないほうがいいですね、念のため。

それでね、今このレビューを書きながら改めて思うんですが、全体の構成が本当に巧みなんですよね。本書は3章構成になっていて、それぞれ一口でまとめるなら

第1章:パイ少年の生い立ち
第2章:太平洋漂流記
第3章:生還、そしてその後

というふうになっているんですが、1章の内容がうまく2章に活かされていて、さらに2章までの内容がラストへの緻密な伏線になっている(しかも、それが伏線になっている、ということに最後まで気づかない)。ベンガルトラとの漂流記(という設定自体は、ブラジル小説からのインスパイアらしいんですがw)という設定以外にも、文中にはさまれるパイ少年へのインタビュー追記とか、沈没した日本船なんかも、実に効果的だったりするんだよなー。

とまぁ、私の文章ではこの本の面白さ、凄さがうまく伝えられそうにないんですが、読みどころ満載の良書(というか傑作)だと思います。かなりお薦めです~!

続きを読む "パイの物語 続き"

投稿者 shaw : 20:21 | トラックバック

あたしンち

新刊が出てますね。今更特に言うことはないかな。ファンなら素直に購入しませう。

投稿者 shaw : 19:30 | トラックバック

2005年11月04日

パイの物語

どうも近頃、映画(しかも未公開作)の原作に釣られちゃうことが多いです。
原因はallcinema onlineのニュースページのアフィリエイトっぽい。映画の最新情報で、その原作に対してアフィリエイトリンクが張られていると、ついついチェックしちゃうんですよねー。そして、そのまま購入しちゃうというケース。シャドウ・ダイバーとか奇術師なんかは、まさにこのパターンですねぇ。

で、パイの物語。2002年度のブッカー賞受賞作らしいです。
amazonのレビューが軒並み評判が良かったんで、その口コミに乗っかるかたちで先日購入しちゃいました。今週に入ってから通勤時間を使って読みはじめたんですが、これはちょっとヤバイヨ。って、冒頭を読んだだけで下手なことを書くと、この間の奇術師の時みたいな目に遭いかねないんですが。。

でもね、amazonのレビューでは、「冒頭はあまり面白くないけど・・・」的なコメントがちらほらあったのに、私はこの冒頭部分もとても面白いんですよ。メインディッシュらしい漂流記にまでたどり着いていないのにこれだけ面白いんなら、そりゃぁ期待するしかないでしょ。

というわけで、読了後にその気になったら改めてレビュー書きます。
あれ、なんかこの書き終わり方にデジャブを感じるなぁ・・・。

続きを読む "パイの物語"

投稿者 shaw : 00:36 | トラックバック

ミリオンダラー・ベイビー

最近、DVDの新作情報のチェックを怠りがちで、出たら購入しようと思ってたDVDがいつの間にか発売されてた、ということが多々あったり。

さて、今日ビックカメラに立ち寄ってみたら『ミリオンダラー・ベイビー』のDVDが店頭に並んでたんで即購入。すでに発売されてたんですね。ぼちぼちだろう、とは思ってたんですが、チェックしてませんでした。

まだDVD自体封も開けてないんですが、劇場鑑賞時の感想では、個人的には今年の1、2位を争うくらいの傑作なので、再鑑賞が楽しみです~。

投稿者 shaw : 00:25 | トラックバック